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2008年07月27日(日)

『8月の路上に捨てる』  作:伊藤たかみ

主人公の男性が、同棲して結婚して、短い結婚生活を終えるまでの話。

なんだかさ〜、人生って、思い通りにいかないんだよね〜。
わかる、わかるよ、その気持ち。
と、主人公に言ってあげたくなるような話だった。
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この本は、クーラーもつけないで、暑い、暑いと思いながら、
扇風機の前で読んでいたせいか、
文章の中の、夏の描写が、身に染みた。

ここで詳しい内容は書かないけれど、
男女のすれ違いが、とても、よく書かれていると思う。
誰でも、こういうすれ違いや、勘違いを経験しているのでは、ないかしら?
それでも、別れないで付き合えるかどうかは、
どっちが悪いとかではなく、
もう、それは根本の相性の問題なんだろうな〜。って気がした。

この小説は、芥川賞受賞だそうで。
そういえば、なかなか文学的な・・・なんてことは、私には、わかりませんが。

選考員だった山田詠美が「この作品は賞狙いだ。」と批判したらしいけれど
読んでみて、狙って賞が取れるならいいじゃないか。と思った。

ところどころ、印象的で、好きな文章がいくつかあった。
ラスト3行は、キュン。ときました。



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2008年07月21日(月)

『A2Z』 作:山田詠美

最近の私の肩には、重い現実が、のしかかっている。
もう、大黒柱になるなんて、私のキャラじゃないのよ!
誰か、私を、おもいっきり甘やかしてくれないかしら?

と、思いながら眠りについたら、マイケル・スコフィールドが夢に出てきた。
なにからかは、わからないけど、一緒に逃げてるの☆
思いっきり、甘えて助けてもらったさ〜

しかし、なぜ、逃亡中
『プリズン・ブレイク』の影響は、もちろんだけど、
普通の日常生活の中では、助けられたり、甘えさせたもらったりって
わかりにくいからかも…。
実際は、私も、案外、小さなところで、誰かに甘えたり、助けてもらったりしているのよね。
たぶん。

なんだか、すっごく、ふやけた気持ちになりたくって
普段は読まない『恋愛小説』を読んでみました。
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読み終わってみて、私、この作家の恋愛小説は、好き。って、あらためて思った。

簡単に言ってしまうと、主人公の女性は結婚していて、
旦那さんの浮気が発覚して、自分も年下の彼がいて、
そして、みんな、どーなるの?的な話。

心の動きとか、恋愛中のおバカな感じが、とても上手に書かれていて
可愛いのよん♪

まぁ、現実は、この小説のようには、キレイに、いかないだろうけどさ。

人を好きになるって、面倒だったり、傷ついたりするんだろうけど、
人生の彩りになったりするんでしょうね〜。むふ

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2008年06月27日(金)

『崩れる』 作:貫井徳郎

この作家さんの本は、はじめて。
「この人の本、面白いよ。」と友達に教えてもらったので
図書館で探して借りてきた。

この作家さんの本が、この『崩れる』と、上下巻に分かれている分厚いのしかなくて
とりあえず、こっちを借りた。
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男女の、ちょっとしたトラブルや、日々の生活の中の、ふとした落とし穴、
そんなところから広がるミステリーの短編集。

読んでいて、なんとな〜く、オチがわかってしまったり、
どっかで読んだような・・・的な話もあったけど、
全体的に、読みやすくて面白かった。

私は、お風呂の中で本を読むのが好きなんだけど、
短編の長さもストーリーも、温まりながら読むのに、ちょうど良かった♪
あんまり複雑だったり、劇的だったりすると疲れてしまう。

それから、文章を読んでいると、女性の作家さん?って思ってしまう程、
よく女の人を書けているのは、高評価☆☆☆

今度は、長編も読んでみたいな。

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2008年05月30日(金)

『ウルトラマリン』 作:レイモンド・カーヴァー

表紙が綺麗だったので、手に取った本。
開いてみたら、詩集だった。

翻訳ものも、詩も、普段は、あまり読まないのですが、
これは、詩集というより、小説みたいで読みやすかった。
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作者である:レイモンド・カーヴァーは、小説家としても詩人としても、
高く評価されていたが、
それとは逆に、私生活は、かなり荒れたものだったらしい。
長く続いた離婚の裁判。アルコール中毒による入院生活。
それらを、すべて乗り越え、新しい恋人との新生活を手にいれた頃、
今度は、自身の癌による闘病生活が始まる。

詩集は、ちょうど、その頃に書かれたもので、
詩には、新しい生活を手に入れ、とても穏やかで幸せな感じと、
今までの人生の苦しみと、死への恐怖と・・・・
いろいろな心が、描かれている。

死という影があるからこそ、生きている喜びという光が強く現れる。
紙とペンがあって、詩を書けるだけで幸福だという、
その心境に作者がなれたのは、大きな苦しみを知っているから。


この作者は、日常のささやかな風景を、なんて綺麗に書くんだろう。
生きるって事は、悲しみも苦しみも、後悔も、幸福も、
全部、ひっくるめて、美しいんだなぁ・・・って思った。

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2008年05月10日(土)

『下妻物語・完』 作:嶽本野ばら

お友達の家で、Wiiで遊んだんだけど、すっごい楽しかった
大人ふたりが、ケラケラ笑いながら、Wiiで遊ぶ光景・・・って、どうなんだろう?
と、いう疑問が、遊んでいる最中も、一瞬、脳裏をよぎったけれど、
でも、いいの!楽しいものは、楽しいのよ

漫画やアニメが好きだったり、お人形が好きだったり、ヒラヒララメラメ好きだったりして
「大人なのに。」と、よく言われるけれど
楽しいことは、いくつになったって楽しいし、好きなものだって、そうなのよ。

そんな私に「それでもいいじゃん!」と勇気を与えてくれる映画『下妻物語』の
小説Finalを図書館で見つけました。
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読みながら桃子と、イチゴの声が聞こえる♪
映画のイメージそのままで読めました。
(下妻物語は、映画でしか見ていないのですが。)

これは一応、推理小説みたいになっている。
主人公の桃子とイチゴがバスの中で殺人事件に巻き込まれるのですが、
はっきりいって、事件自体は、つまらないし、トリックも全然たいしたことないので
そこに重点をおいて読むと、かなりガッカリです。

それよりも、映画同様、世間から、ちょっと浮いても、
自分の好きなものや大切な物を守りながら、自分のルールに従って生きる
桃子とイチゴのスピリットが輝いている物語なのです

「生きるという事は、それ以下でも、それ以上でもない。
生まれてきたからには、自分の存在意義なんてややこしい事は考えずに、
単純に、ただ生きればいいのです。
毎日を、いかに愉快に過ごせるか、という事だけに心を砕いていればいいのです。」
桃子は、そんなふうに思い、自分の美意識を大切に生きている。

これは、もちろん、すごく極端な考え方だけど。
桃子も、そうは言いながら、友情や恋や事件に巻き込まれ、
『愉快』なだけでは生きられない。
でも、だからこそ、「毎日をいかに愉快に過ごせるか。」とい刹那的な生き方が
強さになるよな気がする。

自分の決めたルールに従って生きる。
私もにも、この強さがあれば・・なぁ。

桃子とイチゴの純粋な生き方が、とっても綺麗なお話でした。

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